産後の尿もれ・尿失禁|尼崎市塚口/伊丹のジョイントケア整体院

尿失禁について

「尿失禁」とは自分の意志とは関係なく尿が漏れてしまう症状のことを指します。40歳以上の女性では4割以上の方が何らかの尿失禁を経験したことがあると言われており、お悩みの方がとても多い症状であると言えます。

尿失禁は、腹圧が高まった時に尿漏れが起こる「腹圧性尿失禁」。尿意直後に意図せず尿が漏れる「切迫性尿失禁」。これらが混同する「複合性尿失禁」の3つに分類されます。中でも腹圧性尿失禁は尿失禁全体の49%と一番多くなっています。

妊娠・出産によって発症するケースが多く、それ以外にも加齢によるものや肥満、生活習慣によるものまで原因は様々です。研究によると、慢性的な腰痛・背部痛のある患者さんは腹圧性尿失禁を有する確率が高く、慢性腰痛患者のうち78%に腹圧性尿失禁の経験があるそうです。

その事からも、骨盤の位置や姿勢、またそれらと関わりのある筋群の問題が原因となっていることが予想されます。実際に臨床上でも尿失禁・尿もれでお悩みの方の多くは骨盤が過度に傾いていたり、姿勢の問題があることが多いです。

尿失禁・尿漏れは他人には相談しにくいと感じておられる方も多いですが、10年以上産後のケアを行ってきた当院においては「産後から腰が痛いんです」「腱鞘炎で手首が痛いんです」といったお悩みと同じぐらいメジャーなご相談内容です。

ですので、お気軽にご相談いただければと思います。

尿失禁・尿漏れのメカニズム

腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁に共通している原因は「骨盤底筋群の弱化」です。骨盤底筋群は12の筋からなる(文献によっては14とされる場合もある)会陰部周辺の筋群のことを指し、出産や加齢などの様々な原因によって、これらの筋群が弱ってしまうと尿失禁・尿漏れが起こります

骨盤底筋は「尿が勝手に出ないようにするストッパー」のようなものをイメージしてもらえると良いかと思います。ストッパーが弱くなっている状態では、くしゃみや咳などお腹の圧が高まるようなことが起こると、その圧に耐えきれずに漏れてしまいます。

切迫性尿失禁においてはこれに加えて、尿をためている時に膀胱が勝手に収縮してしまう「過活動膀胱」が加わるため、この症状へのアプローチが必要になります。過活動膀胱が起こっている場合は投薬治療等が必要になる場合もありますが、いずれにせよ「骨盤底筋」というストッパーが弱ってしまっているため、そちらに対するアプローチは必須になります。

尿失禁・尿漏れの治療・対策

当院における尿失禁・尿漏れの対策は①骨盤周りの整体②骨盤底筋トレーニングになります。それぞれご説明いたします。

①骨盤周りの整体:骨盤底筋群と連結する筋肉がいくつかあります。大殿筋・大内転筋・股関節外旋筋群などです。これらの筋肉が固まっていたり機能が落ちてしまうと、骨盤底筋群は本来の力を発揮することができません。ですので、まずはこれらの筋肉の調整を行っていく必要があります。

②骨盤底筋トレーニング:一般的には「お尻の穴をしめる」「おしっこを我慢する」といったトレーニングが主流です。ただ、臨床上それだけでは不十分なことが多く、骨盤底筋群と共同で働く筋群(腹横筋や多裂筋など)と連動させるようなトレーニングが必要になってきます。まずは一緒にトレーニングを行い、自宅でできるようにご指導いたします。

★産後のボディケアトレーニング

整体施術と産後トレーニングを組み合わせたメニューです。
整体でバランスを整えながら、骨盤の安定化を図るトレーニングや骨盤底筋のトレーニングなどを行います。

・施術料金:7,700円/1回

★お子さん連れOKです。ご予約時にご相談ください。